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世界観・用語
World and Word全体的な世界観
この世界では主に『魔法』と呼ばれる力が身分やあらゆる優劣さを決める世界観となっており、最低限『属性魔法』だけは一般市民でも必ず保有しています。
その内属性魔法に当てはまらず複雑な構成になっている『固有魔法』というものが全人口の7割以上が保有しており、さらにその『固有魔法』を使う者の仲でも特に実力者は国の有権者『卿』というものに選ばれるようになり100年に一度行われる『王権戦争』への参加条件が満たされることになります。
国や村等の外にはモンスターも存在していますが、この世界においてモンスターはさほど驚異ではなく一般民でも多くは旅行ができるくらいには外出が可能なほど戦うことが可能なレベルでごく一部ドラゴンやオーガ等強いモンスターは、国の騎士団や一流の冒険者が討伐しに行く程度の世界観となります。
王国カーディナル
この世界の中心となる王国であり、国と呼べる場所はこの『カーディナル』のみとなります。
王国では特に強い能力を持つ者達が『七罪卿』と『七徳卿』と呼ばれる冠位を授けられ、100年に一度その14人の卿の勢力同士で王権を争う『王権戦争』が行われるようになっています。
魔法、科学ともに大きく発展しており魔法であれば古代魔法や大規模な結界魔法も冒険者でできる者もいるほどで、国直属の騎士団や研究者であれば封印系の魔法や禁術についての知識も豊富。卿や王族ともなれば使用するのに条件があるとはいえ、神にも勝るような魔法を使う者もいる程魔法技術は大きく発展している。
科学力に関しても、アンドロイドや機械による魔法再現等もできるほどに技術力が高く『某22世紀の道具並』に科学技術も大きく発展している。
国の規模としては地球とほぼ同等であり、中心となる王都カーディナルはフランス程の大きな都となっている。貿易等もかなり盛んであるため、ありとあらゆる地域の食材や工芸品等も一通り王都に揃っている。

王族・枢機卿

100年に一度行われる『王権戦争』。それによって選ばれるのが王族であり、王族は100年間国の頂点とされあらゆる政治権限の決定権を持ち『七罪卿』『七徳卿』よりも強い権限を持っている。
また、王族には『悠久の首飾り』という不老になる首飾りを与えられ、王は必ず装着することを義務付けられている。王族であれば全員この首飾りを与えられるが、君主である王以外は装着することは任意であるため、必ずしも不老となるのは王のみとなる。
王はいわば前王権戦争の勝者であることになるため、大抵は強い『固有魔法』を有しているかなりの実力者になることがほとんどであり、現王も強力な『固有魔法』を持ったかなりの実力者となる。
王は基本『英輝王』と呼ばれているが別名『枢機卿』と呼ばれることもあり、あらゆる卿の頂点であるということも示唆されている。『枢機卿』の象徴は『正義』。一般的には『七つの美徳』に含まれることもある徳とされているが近年では『七つの大罪』に八つ目を入れるとしたらで候補が挙げられる罪でもあり徳でもある『正義』が王の証となる。
現在の王族は『王』『王妃』『王子』『姫』の計4人となっている。
『七罪卿』と『七徳卿』
王国では100年に一度『王権戦争』によって選ばれる王族以外に『七罪卿』と『七徳卿』と呼ばれる冠位を持つ者がそれぞれ7人ずつ。計14人存在している。
『七罪卿』と『七徳卿』はそれぞれ七つの大罪と七つの美徳を象徴する卿名を与えられ、100年二一度の『王権戦争』に参加する権利が与えられることになる。それ以外にも王国内に各町村の領主の権限や、貿易権限。政治関与権限が与えられているため、現実で言うところの政治家とも呼ばれる位置づけになる。
これら『七罪卿』『七徳卿』は王権戦争後と代が変わるごとに認定調査を行われ、特に問題がない限りはそのまま冠位は親から子に受け継がれることになる。既に卿である一族は、新たに卿になるよりは優遇されているため、余程な落ちこぼれでない限りは卿は無事次の第二受け継がれる事が多い。
現時点でも卿となるのに実力不足だと判断されて、降格させられた一族は歴史を見ても100年ごとに2組いるかいないかくらい。最低1組は100年ごとに1組は現れているというぐらいの頻度となっている。

裏表を表す七方石陣
『十四卿』の冠名

十四方卿石陣
『七罪卿』『七徳卿』は合わせて『十四卿』とも呼ばれておりそれぞれ『○○卿』という冠名を与えられている。『十四卿』の考え方は王を含めた『十五卿』と呼ばれることもあるが基本的には王は王。卿は卿として考えられることが多い。
『十四卿』の冠名は下記のようになっており、「七つの大罪」と「七つの美徳」をベースとした名が与えられている。
『大罪』と『美徳』は魔法の起源から存在する4属性(火・水・木・土)と科学の発展の基礎となる金属の金。カーディナルの空に浮かぶ日と月から由来している七要素にも割り当てられ、七要素は曜日としても使われている。
『七罪卿』と『七徳卿』はそれらの七要素に割り当てられてるのに加え、七要素を象徴する『魔宝石』を卿の象徴として冠名授与の際に与えられる。卿の好みによりネックレスや指輪等に加工されているものを所有していたりする。
大罪名 | 卿名 | 七要素 | 授与 魔宝石 |
傲慢 | 髄蒼卿 | 木 | サファイア |
嫉妬 | 真晶卿 | 月 | パール |
憤怒 | 翠紅卿 | 火 | ルビー |
怠惰 | 黄金卿 | 日 | トパーズ |
強欲 | 古剛卿 | 土 | ターコイズ |
暴食 | 磁紫卿 | 水 | アメジスト |
色欲 | 緑眼卿 | 金 | エメラルド |
美徳名 | 卿名 | 七要素 | 授与 魔宝石 |
謙譲 | 髄睛卿 | 木 | キャッツアイ |
忍耐 | 真月卿 | 月 | ムーンストーン |
慈悲 | 翠星卿 | 火 | スターサファイア |
勤勉 | 黄陽卿 | 日 | サンストーン |
救恤 | 古灰卿 | 土 | ラブラドライト |
節制 | 磁星卿 | 水 | スタールビー |
純潔 | 緑金卿 | 金 | アレキサンドライト |
国内の地域や施設
†町村
カーディナル王国内には王都以外にも数多くの町村が点在しており、各町村は『十四卿』と『王家』によって管理されている。
また町村には必ず町長や村長が在住しており、それらは毎年各町村内にて一般的な選挙によって決められている。村の中には特産品を用いて発展している場所や、港町等で貿易を主に収入源としているもの。機械の発展を尊重し魔工学の知識を利用して成長した街など様々な町村がある。
場所によっては付近にダンジョン等も存在しており、冒険者ギルド等で稼ぎを生み出している地域も少なからず見られ、冒険者ギルドは新たな卿と選ばれる候補者にもなるため優秀な冒険者は王家に呼ばれ卿への任命を推奨されたり、他卿により直属の部下にならないかと持ちかけられたりすることもある。
基本的にはどの町村にも武器屋・防具屋・道具屋が開かれており、冒険者や卿の下に就く兵士や研究者が多く利用している。さらに王都には町村とは比べ物にならない規模の武器・防具・道具屋が開かれていたりと、地域によって規模や大きさは大きく異なる。
それ以外では風景や施設等での観光。国からの要請を受けることで行う仕事の報酬。有能な人材の排出等で発展を遂げたりしている。
†ダンジョン
カーディナル王国内では幾つか調査の進められているダンジョンが複数存在する。既に完全に調査されているだろうダンジョンもあるが、半数以上のダンジョンは未だ調査中であり事細やかに冒険者や騎士団によって調査が行われる。
ダンジョンでは魔物と呼べる敵意を持つ動植物が棲んでおり、時折先頭になることも数少なくない。そのため、一般人や位の低い冒険者。卿や王家に所属しているが許可が降りていない者などは、一部ダンジョンに踏み入れなかったりなどダンジョンごとに立ち入って良いランクが決められている。
魔物は小さい虫や獣系の弱いものから、ドラゴンやオーガ等強力な力を持つ魔物等様々。中には神々の遺物とも言われる伝説級の魔物も存在するが、大抵は卿や王家の部隊によって鎮圧されるため一般人や冒険者の目に止まることはほとんどない。
ダンジョンのほとんどは決まった地形をしているが、中には結界が張られており侵入する事に地形が変わるダンジョンも存在している。それらのダンジョンは一部特定の階をのぞいて全て地形がランダムとなってしまうため、一度や二度の調査だけでは調査し切ることは不可能なダンジョンとなるためこれらのダンジョンの調査は長年かかっているものでも、調査途中なダンジョンも多い。
†王城
王都であるカーディナルの中央に位置する城。
大抵国民の間で「城」というとこの城のことをイメージするものであり、国の象徴。この国の王『英輝王』を中心に『王権戦争』によって選ばれた王家が在住しており、数多くの政治事業が進められている。
卿の下へと就かせる使いや騎士も城にて試験を受けて認定を貰うようになっているため、国の公務員や国家事業の試験会場にもなっている。また卿の下についている騎士団よりも当然規模も質も大きく勝るため、城に仕えることができる騎士や研究者、使いはかなりの手練であることには違いがない。
しかし、卿に仕えている者の中には特定の人物だからこそ仕えているというと言う物もいる。そのため今でも卿に仕えているが、王城に仕える者達よりも遥かに優れた実力を持つ卿の使いも存在している。
王城に仕える者もさながら、王家。特に王である『枢機卿・英輝王』は『前王権戦争』の勝者であるということもあり、使いや騎士たちにも勝るとも劣らない程の実力を有しており、確実に『固有魔法』を持つ。
また、その遺伝子を受け継いだ子供や王に見合う者として選ばれた王妃も同様にかなりの実力者であることがほとんどであり、大抵は『固有魔法』を持っていることが多い。
†王都内の公共施設
王都であるカーディナルには数多くの施設が点在し、王家の者や王城に仕える従者。卿や卿に仕える従者も数多く利用することがある重要施設。
王立図書館は国内最大級の大きさと規模を誇る図書館となっており、ここに内本はどこに行っても存在しないと言われるほど書物という書物が保管されている。中には卿や王家のみしか入れない等の最重要機密事項が記載されている書物等も保存されているため、一部エリアは魔法の鍵による管理にて厳重に閉じられている。【※1枚目、2枚目】
王都内では酒場も多く、王都はかなり広いためエリア毎に酒場区画というのも存在するほど酒場も多く点在している。酒場ではあらゆる情報が行き交い、ギルドや図書館では手に入らないような国民の情勢や最近の噂。商業や産業についての情報が集まるため政治に関わる王家や卿が必要とされる情報も聞き出せることがある。【※3枚目】
ギルドでは多くの冒険者が集まり、時には優秀な冒険者は王城や卿の従者としてスカウトされることもある。冒険者の中にはドラゴンを次々と倒す程の英雄級な冒険者も現れることもあり、それらの多くの人材は高待遇で王城や卿の従者に選ばれることもある。中には当然断るものも居るが、基本ギルドで雇われる従者は衛兵や騎士として呼ばれるため政治に深く関わることは少なく高待遇とあって断れることは少ない。【※4枚目】
また街には大きな監獄施設も完備され犯罪者は当然、王権戦争による違反者もこの場所へと送られてしまう。余りにも悪質な犯罪や違反者に対してはここから遥か離れた離島にある監獄へと送られるため、脱獄は考えない方が良い。監獄内では当然魔法の使用は一切できない。加えて、囚人たちに付けられているチョーカーは不可壊の性質を持ち、チョーカーがついている限りは外に出ても魔法の使用ができないためたとえ脱獄できたとしても、すぐに捕縛されるのが目に見えている。【※5枚目】
†闘技場と演習場
闘技場と演習場は王都、町村内で唯一戦闘行為が許されている施設となります。もし、街中にて一触即発となり戦闘行為に及ぶのであれば必ず闘技場と演習場を利用してください。闘技場・演習場を利用せず街中で戦闘行為を行った場合は王権戦争の禁則事項違反となり、刑罰が発生し繰り返すようであれば王権戦争参戦権利剥奪となりますのでくれぐれも街中での戦闘行為には及ばず、王都内。町村内で今すぐにでも戦闘行為に及びたいという場合は必ず闘技場・演習場をご利用ください。
また、『王権聖杯』の第二の機能である『王家挑戦権』による王家との戦闘行為も王都内にある闘技場によって行われます。王家に対しての戦闘行為はこの『王家挑戦権』にのみ有効であり、それ以外の状況で王家のものに対して何らかしらの攻撃。殺害未遂を起こした場合は最悪の場合死罪になる場合がございますので、王家への挑戦は必ず直談判の上闘技場にて行ってください。
演習場に関しては常に蘇生魔術を使用できる衛生兵が控えているため、演習場にて申請をして頂ければ同志内での本気の組手。同盟内での交流戦等も認められるため、敵対勢力との戦争以外にも自らの実力を高めるためにもぜひご使用ください。
尚、逆に戦闘行為及び観戦目的以外での利用は禁止されており未利用時の観光目的等での侵入は不可となっています。万が一不法侵入した場合も罰則が生じることがございますのでご注意ください。
王権戦争
王権戦争は100年に一度5年間だけ行われる王を決める戦争。
『七罪卿』と『七徳卿』の全14人に参戦権利が与えられ、基本的には毎回全勢力が王権を得るために戦争に参加する。
戦争と言われながらも王権戦争はあくまで王権を巡る戦争であるため市民は巻き込まず『十四卿』及び十四卿を王にしたいと支持する各卿を王に導くために募られた兵士達のみによって行われる。
さらに、戦争中死人は現れるが国の利益が損なわれないように初代英輝王が残した『王権聖杯』の力が使われており、この聖杯の機能を開戦時使用することにより『王権戦争』終戦後に戦争によって亡くなった者は全て蘇ることになる。
『王権聖杯』は初代英輝王の『固有魔法』によって生み出された道具であり、詳細は下記に記されている。
『王権戦争』中はいくつかの禁則事項が存在しており、下記制度を違反したものは警告が入る。数回に渡って、または悪質な違反行為をしたものは王権戦争の参戦件剥奪となってしまい、違反してしまった回の王権戦争には参戦できなくなってしまう。
禁則事項は基本的には市民を巻き込まないための安全確保のための事項になっているため、余程な常識知らずでなければ違反した例はなく今までも違反した例は3回だけでありそこまで厳しいものではない。


王権聖杯

『王権聖杯』とは初代英輝王が『王権戦争』のために製作された聖杯であり、当時の王と王妃によって作られた強力な世界ルールを一時的に改変させる力を持つ。
発動条件は『悠久の首飾りと王の証であるクォーツの魔宝石を持っている者が起動する』『退任要求が一定数貯まるか、最終起動から100年が経過していること』。
発動すると新たな王を決めるための王権戦争が開始とみなされ『5年間、外敵要因によって死亡したものは効果終了時に蘇る』効果を世界全体に発動させる。また『1年間十四卿による戦闘行為が一度も行われていない』場合は強制的に効果が終了してしまう。
『王権聖杯』は王城の王室金庫に保管されており、時期が来るまでは外に出ることは禁じられている。
この『王権聖杯』の効果により蘇る条件の外敵要因には『第三者による故意の犯行が関わっている』ということが条件であるため、事故や寿命。戦闘行為等の敵対行為以外による過失致死(例:たまたま食べさせたキノコが毒だった)等は外敵要因に含まれず効果終了時にも蘇ることがないため、決して死んだからといって必ず蘇るわけではない。
加えて、聖杯には第二の機能として『王家挑戦権』が使用することができ使用条件は『悠久の首飾りを持つ者とその他もう1人が居る場合のみ』が条件であり条件が揃えばいつでも使用可能。
『王家挑戦権』はその名のとおり王家の人間に対して戦闘行為を行うことが可能で、勝利すれば国より一つ報酬を得ることが可能。現在では王家との戦闘は国の『闘技場』によって行われており、王家の者への直談判により申請が可能。。
『王権聖杯』は国の国家遺物であり最重要魔道具となっているため盗めば死罪もしくは最果ての監獄へと無期懲役として投獄される。
禁則事項
『王権戦争』中。いくつかの禁則事項が決められており、いずれも一般市民を巻き込まないため。王権戦争後の政治体制に支障が無いようにするため決められたことであるため、禁則事項に違反した者は罰則が与えられる。
罰則は違反を犯した回数や、違反の悪質度合いによって決められている。最悪の場合は王権戦争への参加権限が剥奪されてしまい、場合によっては加えて懲役刑や刑罰が与えられることになる。この違反罰則により死罪になったものは今のところはいないが、聖杯窃盗はもちろんのこと無意味な残虐行為等を繰り返せば死罪になる可能性もある。
違反となる行為は下記一覧を参照。これ以外にも状況によっては罰則を与える可能性があるため、細心の注意が必要。
- 王国内及び町村等での戦闘行為は禁止。
例外として『闘技場』や国が保有する『演習場』などであれば国内、町村内での戦闘行為も可能となる。 - 戦闘行為に及ぶ場合は周辺状況に注意をし、王権戦争の関係者以外を巻き込まないように配慮する。
謝って巻き込んでしまった場合は怪我人に関しては自己責任による治療を施し、死亡させてしまった場合は必ず戦場被害届を提出し、死亡させてしまった者の身元を明らかにした上で提出すること。 - 王権戦争において王となれるのは1人の卿のみだが、状況によって一時的な同盟や共闘など最終的に1人が残るのであればどのような戦略に及んでも違反にはならず、たとえ毒や暗殺等によって他の卿を倒してしまっても良しとする。
ただし、書面等での同盟結束や王政機関へ一時的な不戦協定等を結んだ上で裏切り行為は罰則が与えられる場合がある。裏切り行為は秘密裏に他の派閥に情報を送り込むことも含まれる。 - 他の卿や卿の派閥との戦闘行為はいかなる戦法であっても違反にはならない。
ただし、相手が降参を宣言。討死させたあとに被虐的行為(死体蹴り行為や性的暴行等)を行ってはならない。気絶等の戦闘不能に対して相手を討死させることは許されている。 - 戦争は卿同士の者であるため、王家への戦争行為は禁止とする。
『王権聖杯』による第二の機能『王家挑戦権』に関しては、戦争行為とみなさないため戦争中も行使可能。その他王家への戦闘行為、戦争行為は最高違反行為とみなされ、一度の違反で参戦権利を剥奪される。
属性魔法
『属性魔法』とはこの世界の魔法において最も基本的な技術であり、たとえどんな生命体にも微量ながらも確実に存在している魔力。
属性は特に訓練を受けていなくても最適正のある一属性は最低使用が可能であり、訓練を受けたり学校に通っていれば平均として三属性を使用できる。多いものであれば五属性、七属性と使用でき王家や卿の中には全十五属性全て仕様が可能と言う物もいる。
属性は前述通り十五属性。『火』『水』『木』『土』『雷』『風』『光』『闇』『呪』『霊』『龍』『精』『召』『無』『神』の属性となり属性相性は下記画像のとおりとなっている。


属性名 | 特攻 | 弱点 | 魔力平均消費量 (1~100表記) | 特徴 |
火 | 木 | 水・龍 精・神 | 10 | 基礎火力が高めであり、火傷での継続ダメージが見込める。 一度の爆発力があるがピンポイントの攻撃に不向き。 |
水 | 火 | 雷・龍 精・神 | 10 | 広範囲からピンポイントと幅広い攻撃を得意とする。 代わりに広範囲であればあるほど威力が弱まる事が多く、 他属性よりも受け流しやすい特徴を持つ。 |
雷 | 水 | 土・龍 精・神 | 10 | 高威力の攻撃を得意とし、範囲に影響しない。 代わりに命中率が低いことが特徴。 麻痺での行動不能を狙うこともできる。 |
土 | 雷 | 風・龍 精・神 | 10 | 高位になればゴーレムを生み出すこともできる。 広範囲の攻撃を得意としており、物理的火力に特化する。 |
風 | 土 | 木・龍 精・神 | 10 | 威力は低めだが六大属性の中で最も広範囲を得意とする。 また、空を飛ぶ魔法等は風属性に部類しているため 戦闘以外にも使い道が多い。 |
木 | 風 | 火・龍 精・神 | 10 | 罠や毒での継続ダメージを得意とする他六大属性とは 一風変わった魔法が得意な属性。 |
光 | 闇 | 闇・呪 霊・神 | 25 | 二大特殊属性の上位属性であり広範囲高威力な魔法。 魔力消費量も多少多いがバフ系の魔法にも長けており、 味方の力を高める。 |
闇 | 光 | 光・呪 霊・神 | 25 | 二大特殊属性であり広範囲高威力な魔法。 魔力消費量も多少多いがデバフ系の魔法にも長けており、 相手の力を引き下げる。 |
霊 | 呪・光 闇 | 呪・神 | 75 | 二大特殊属性の上位属性であり精神魔法を得意とする。 魔力消費量がかなり多いが相手の精神を操ったり、 透視や未来予知など協力な魔法が使える。 |
呪 | 霊・光 闇 | 霊・神 | 75 | 二大特殊属性の上位属性であり継続的な 条件発動魔法を得意とする。 魔力消費量がかなり多いがある一定の条件のもと、 相手に対して不利な現象を起こす呪いを付与する。 |
精 | 龍・火・水 雷・土・風・木 | 龍・神 | 75 | 六大物理属性の上位属性であり生命魔法を得意とする。 蘇生魔法や回復魔法はこれに属し、結界系の魔法も 得意としているため平均的には魔力消費量が高い。 |
龍 | 精・火・水 雷・土・風・木 | 霊・神 | 75 | 六大物理属性の上位属性であり圧倒的な火力を誇る。 全魔法の中で唯一神属性に匹敵する威力を持つと言われる 超高火力属性であるが、代わりに他上位属性と違い 変わった能力は持たず、ただ火力に特化している魔法。 |
召 | 召喚獣の属性 によって変化 | 召喚獣の属性 によって変化 | 召喚獣の力量 によって変化 | 自信の魔力を媒介にして魔物や英雄等を呼び出す魔法。 魔力の消費量も火力も効果も召喚した者によって バラバラであるため、ある意味全属性の特徴を 持っている神属性にも近い属性。 |
無 | 無し | 神 | 50 | 他属性と違って大きな特徴がなく、神属性を除けば 弱点も特攻もない平均的な威力と消費量を持つ魔法。 悪く言えば特徴が無い魔法だが。よく言えば 神属性以外に対しては安定した威力を見込める。 |
神 | 神を除く 全属性 | 無し | 100 | 他属性の全特徴を持っているとされ、 文字通り神如き力を持つとされる属性。 この属性を保有している者は固有魔法を持たずとも 『固有魔法』を有している者と同等級の実力を持つとされ、 『固有魔法』に目覚めなかった卿の中にはこの属性を 有している卿も過去に存在している。 そのため神属性は正式に言うと、他属性にて多くの魔法から 逸脱した威力・能力を誇る魔法が別属性として扱われたため に生まれた属性というのが正しい。 この魔法は即死魔法や山一つを吹き飛ばす威力を持つ魔法 ばかりであるが。一発打てば魔力が全て尽きてしまう魔法 も数多く存在している。 |
固有魔法
『固有魔法』はある程度魔法の知識を身につけたものが、自らの才能によって開花する魔法の一つで、人によっては使うことができない者もいる。卿となるために必要最低限の条件の一つであり、属性魔法とはかけ離れた性能を持ち、神属性級の一部魔法も少ない魔力で再現が可能であったり、神属性にも存在しないような複雑で特徴的な魔法が存在していたりする。
過去には時をわずかばかりだが遡る力や、人の精神を入れ替える『固有魔法』を持つ者も存在していた。かなり変わったものとしては「特定の通信機器を強制的にジャックして通信を行い、その通信を聞いた相手の背後にテレポートする」という通称「メリーさん」という魔法を使っていた者もいる。この魔法のデメリットとしては「必ず背後であり、通信をした瞬間にてレポートするためタイミングを合わせられやすい」「通信時は必ず何らかのメッセージを発声しなければならない」というのが大きなデメリットとなる。
固有魔法の特徴としては強力であればあるほどデメリットが大きく、属性魔法同様に消費魔力量も大きくなる。